シュライカー大阪監督交代記者会見レポート

11/３(土)、マグフットサルスタジアムのミーティングルームにて、シュライカー大阪の監督交代記者会見が行われました。その内容をお伝えします。

まずは藤田昌宏GMから挨拶がありました。

「10月31日に、発表させていただきました通り、原田前監督に変わりまして、11月１日から、デレモスアドリアノケイチ、通称アドリアノが、シュライカー大阪の監督として就任いたしました。契約期間につきましては、2008年度シーズン終了までということでございます。
　皆さんご存知の通り、Fリーグは６節が終わりまして、残念ながら１勝５敗というチーム成績でございます。原因につきましては、原田前監督とも話しをしましたけれども、やはり監督含め選手も、Fリーグという新しい舞台での戦術・戦略に迷いがあって、お互いに自信を失ってしまっていたということでございました。原田前監督については、『経験を積んで、勉強をして、やり直したい』ということでございます。
　アドリアノ監督については、府中AFCで指揮を執られまして、シュライカー大阪の前身であるマグフットサルクラブとしても、全日本選手権ならびに地域CLにて３度対戦をいたしました。戦略家でスペイン、ブラジルのフットサルにも精通していますし、かなりの理論家です。就任して１週間足らずですが選手たちもかなりアドリを信頼していると伝わってきています。我々としてもこの局面を打開してくれる心強い存在と期待しております。
　初采配は明日の舞洲アリーナで行われますバルドラール浦安からとなります。以上でございます」

続いて、アドリアノ監督の簡単な挨拶の後、質疑応答が行われました。

質問「合流は11月１日からですか？」
アドリアノ監督「Fリーグの試合に向けて３日の練習では足りないと言うのはありますが、ポイントを押えて練習ができたと思います」

質問「Fリーグはこれまで何試合見られましたか？シュライカーのいまの成績は妥当なものでしょうか？」
アドリアノ監督「Fリーグは４試合見ました。シュライカーが最下位という結果はやっぱりおかしいと思っています。ただ足りない部分は、動きの質だったり、選手一人一人のFリーグに対するモチベーションや責任。もっともっとそういうところを追求しながら、いいチームを作っていきたいと思っています」

質問「どういったチーム作りをされますか？」
アドリアノ監督「インテリジェンスがあるチームづくりをしたい。相手チームをしっかり分析して状況に応じてプレーできる選手をどんどん育てて、強いチームを作りたいと思います」

(ここから通訳として出席していた岸本選手へ質問が入りました)

質問「選手の側からみて、アドリアノ監督の教えられることをどのように受け止められていますか？」
岸本選手「シュライカーに足りないのは、フットサルの基礎的な動きだったり、パス回しのタイミングだったりというベースの部分。そこをごまかしながらやってきたのがFリーグになって、結果になって現れていると僕自身思ってますし、アドリが来て１週間足らずですけど、本当に基礎的な部分を細かく教えてくれている。そこは選手もわかっていて、自分でわからないことはどんどん聞きに入ってるという状態なんで、本当にこれからいい方向に進んでいくかなと思っています」

質問「選手の能力が高いので戦略がもたらされれば間違いなく飛躍できるのでは？」
岸本選手「そうですね。やっぱりマグの時代から、一人一人持っているポテンシャルというのは高いものがあり、特徴もあるんですけど、そういう特徴を出してないまま、戦ってしまってる状態で。そこでやっぱり選手采配だったり、戦略をしっかりやってくれるのは、みんな理解してるんで、そこは絶対信頼して、自分の仕事をこなすだけ。あとは監督を信頼しているんで、任せて試合に臨んでいくだけだと思います」

質問「新たにモチベーションも上がっていますか？」
岸本選手「結果が出ていないので、選手もこれ以上負けたくないし、特にホームの試合は、絶対負けられないと思うので、新体制で挑むのに、逆に(首位の)浦安が相手というのはいいんじゃないかなぁと思います。個人的にも明日は絶対いい結果を出したい」

※以降、明日のゲームプランについての質疑応答がありました。具体的な内容が紹介されたワケではありませんが、試合前ですので割愛させていただきます。(_ _)

質問「合流して間もないとは思いますが、目に付く選手はいますか？」
アドリアノ監督「ひとりひとりの持ってる力はいいものがあるのですが、やはり覚えないといけないことがたくさんあるというのが現状です。持ってる良さを引き出していくアドバイスの仕方をしていきたいですが、誰かがすごい目立っているというのは現時点ではありません」

質問「新体制になりましたので、それぞれの立場から、新しい目標を教えてください」
藤田GM「去年まで関西リーグで戦っていたメンバーがほぼ移行して戦ってきました。私も、"関西ナンバーワン"という自負ありましたし、このままでも、そこそこリーグを戦っていけるのではないかなという、甘い考えが正直ありました。選手全員を集めて話をしたのですが、まだ６節しか終わっていません。まだ15節残っているんで、このまま終わるわけにはいかない。選手全員がわかってることですが、やはり勝つために、Fリーグ参戦したわけで、最下位になっていいはずがない。このまま終わるチームではないと、私自身は信じてますし、そのためのアドリアノ監督招聘ということでございます。まあ彼には選手起用等々に関しましては『一切お任せする』と『上から口出しはしない』ということは話をしておりますので、選手全員『アドリアノを信じて、練習を進んでいこう』と話をしました。まだまだこのまま終わるチームではございません。シーズンが終了したらもう一度、いい報告を、みなさんにできればと思います」

アドリアノ監督「今の結果は最下位ということなので、これ以上下がることありません。とにかく強いチーム、優勝を目指せるチームを早く作りたいです。そのためには、やらないといけないことがたくさんあるので、その一つ一つを早くクリアできるようにしていきたい。先ほど言いましたが、インテリジェンスのあるチーム作りを心がけてやっていきます」

岸本選手「僕自身、やっぱりこのまま最下位という状況では終われないと思ってますし、アドリを迎えて選手も一人一人が自覚して、責任感も出てきてると感じているので、本当に監督の要求していることを皆でしっかりと理解して、本当の意味で強いチームに、仲良しチームじゃなくて、集団として一つになって、残りの試合、ひとつつひとつを大切に戦って、少しでも良い結果を出して行きたいと思っています」

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