スペイン『コスタブランカカップ』への挑戦！第１回選抜練習

２/23(土)、屋内フットサル場ペラディッソ(大阪府高槻市)にて、フットサルU-12西日本選抜の第１回練習＆セレクションが行われた。

監督はFリーグのデウソン神戸などで活躍した岡崎チアゴ氏。

昨年、12/８(土)に行われたフットサルタイムズカップから選ばれた優秀選手たちと、今回のセレクションの合格者らで、全３回の国内練習を経た後、６/28(金)～、スペイン遠征に出発。

フットサルの国際大会『コスタブランカカップ』に参加する。

"初顔合わせ"となった、U-12西日本選抜候補の選手たち。

まずは、自己紹介と、チーム名との名前を覚えるところから。

アップはドリブル。オニ役はタッチするか、ボールをぶつけることで、オニが交代。

複数の鬼が居るので、首を振り、ルックアップ・状況確認が求められる。

子どもたちの様子を温かく見守る岡崎チアゴ監督。

「思った以上に、みんな技術がしっかりしている」と手応えも掴めた様子だった。

小休止の後は、さっそくゲーム形式。

ボールは２球。１人は５タッチ以内。外にボールは出ない（タッチラインの外も、ゴールの後ろもプレー続行）。

ゲーム前に「勝ちたい気持ちを出してプレーすること」が求められた。

合間には（基本）子どもたちだけで、ミーティング。「何が起こっているか」「どうすれば、うまく行くか」を話し合う。

１本目、負けてしまったチームの罰ゲーム前。もう一度、"戦う気持ち"についての話が繰り返されていた。

２本目。今度は「ハーフラインを越えるときは必ず浮き球」という条件が追加された。

「このルールは何のためにあるか？言わなくていいので、考えてみよう」

ここでも、子どもたちに"考えること"が促される。

ゲーム前のコミュニケーション。

「関西の子たちはすぐに仲良くなれるのが良い」と、岡崎チアゴ氏。

最後はゲーム。

スペインのルールにのっとって、ゴレイロのクリアランスはハーフライン越えあり。

このルールにより、最初は攻撃の後、ゴレイロからの一本のパスでピンチを迎える局面が多発。

それに対し、岡崎チアゴ監督は「何が起こっている？」か、子どもたちに確認。

「簡単にロングボールで裏が取られている」ことに対し、「どうしたらいい？」と、答えも子どもたちに考えさせる。

結果、攻撃の後、切り替えを早くして、ロングボールに備えた選手を褒める。

あえて、テーマを用意せず、実際にゲームをやってみて、"起きた現象"に対して、改善を加えるのが岡崎チアゴ流か―。

２人のゴレイロがうまかったのが特に好材料。フットサル、特にジュニア年代ではゴレイロの比重は大きい。スペインでも活躍してくれるに違いない。

最後に集合写真を撮影。

次回の練習は、４/13(土)。

その後、スペインメンバーが決定。５月に３度目の練習を経て、６月、スペインに渡る。

写真・レポート：北谷仁治