ミゲル「真のテーマはチーム作り」。仁部屋「楽しくプレーしたい」他

10/９(水)、午前のセッションを終えた後のコメントです。

◆ミゲル監督コメント

―合宿の手応えはいかがでしょう？
ミゲル「こないだもそうですが、最後の練習は良かった。５分と短い時間でしたら、紅白戦のイメージで行いました。短い時間で区切ることで、強度を上げることができるのと、状況的にはショウタ(星)、カオル(カオル)といったピヴォの選手が居なかったのと、吉川もケガ、皆本、仁部屋ら疲れが溜まっている選手もいたので、ケアしないといけなかった。交代することで余裕を持たせる意味も含めて５分で行いました」

―グランプリ・デ・フットサルの目標を教えてください。
ミゲル「真のテーマは、チームづくりになります。やってきたことは共有されていますが、メンバー構成は新しく、ミックスされているので。大会自体の目標になってくると、組合せは厳しくなっているので、アルゼンチン、イランをターゲットにして、なんとか準決勝進出を狙いたいですね。ブラジルに関しては、(勝利を)ターゲットに入れて、望んでいく段階にないと思います。もちろん、やる以上は勝ちに行きますが…」

―W杯でも"試合の入り方が悪い"という課題があったと思いますが、その後、何か対策は考えていますか？
ミゲル「どの大会でも最初の試合は固くなりがちで、タイでもそれがありました。今回はそう言う意味では、ブラジルで、ブラジルと初戦という厳しいスタートになります。いつも言っていますが、これに関しては特に秘策はなく、『その場を楽しもう』ということです。後は、最初の数分はシンプルにやること。難しいことをせず、考えすぎず、リズム掴んで。それから、最初の失点をしないこと。少しずつリズム掴んでいった時に、自分たちがやろうとしていることを出していきたい。
　W杯のときも、入りが悪くて、悪いまま入った試合が続いてしまた。出発前の代々木の壮行試合では思い切ってできたのに、本番ではなかなかそうはいかない。ただ、やることは一緒で、なるべくポゼッションを長くできるよう、動きを豊富にして、ボールを持って、(相手に)追いかけ回させるようにすれば、なんとなくリズムはつかめていくので。とはいえブラジルも新しいチームで、未知数のところはあります。警戒もしてますが、実際の力は見えていません」

◆仁部屋選手コメント

―だいぶ疲れもありますか？
仁部屋「フラフラするぐらいきついですね。移動が長いので。大分は」

―グランプリ・デ・フットサルに向けて、意気込みを！
仁部屋「楽しくプレーしたいです。そのために、いい準備したい」

―代表合宿はいかがですか？
仁部屋「楽しいです。ポゼッションもすごいですし、チームとはまた違う選手とできるのも楽しい。とにかく楽しいですね」

―W杯メンバーに直前で外れた悔しさは持っている？
仁部屋「そこで出た課題はクリアしていかないといけないですし、毎日の練習に集中して取り組んでいきたいですね」

―課題とは？
仁部屋「普段の生活で会話を増やすことを考えてます。(コミュニケーションに)疲れちゃってた部分あるので、そういうところから、前よりコミュニケーション取ってやっていきたいです」

◆皆本選手コメント

―合宿を振り返って、いかがでしたか？
皆本「怪我をしていたところもあったので、火曜日からの合流になりましたが、いい合宿になりました」

―グランプリ・デ・フットサルに向けて、意気込みを！
皆本「まずはメンバーに入ること。入った前提として、強いチームとやれることはなかなか無いので。ブラジルでブラジルと対戦できたり。そういう場を大事にしたいですね。勝ちに行ってこそ得られるものがあると思うので、最初から経験を積みに行くというのではなく、精一杯戦って、そこでどういう答えが出るのかを見て、次につなげていきたい」

―スペインで成長できた部分は？
皆本「いろいろあります。メンタルのところだったり。フットサルのゲームがどういうふうに動いていくのか。先を読む力が一番付いたと思います。スペインで学んできたことは、"ひとりでできることはほとんどない"ということ。仲間との連動が大事で、例えばスペイン人のいい選手がチームにひとり入ってきても、大きく変わるか？と言えば、そんなに変わらないと思う。パス出す選手が居て、受け方だったり、本当に細かい部分が積み重なって、４人でやることですごいことになる。１人１人がすごいわけじゃない。そういう感覚なんかは代表でもチームでも伝えて言って、全体のレベルアップにつながればいいと思っています」

―まずは代表に定着したい？
皆本「正直自分のスタイルとやりたいことと合わない部分もあるのですが…、そんなこと言ってられないし、代表のやり方に合わせて。そこから持ち味を発揮できるか模索して…。まだ見つかってないんですけど。でもトライしながらやっていきたいです」

―セットプレーのキッカーも任されている？
皆本「今日はミスばっかりで怒られましたね。でも続けていくこと大事。もうちょっと精度上げていければと思います」

◆滝田学選手コメント

―今回のトレーニングキャンプを振り返って。
滝田「先週に引き続きだったので、シーズン中ということもあり（神戸では）少し落としたところはありましたが、密度の濃い練習ができた。チームに帰ってからの練習も考慮された内容でした」

―戦術の理解は？
滝田「基本的には毎回、中心選手がいるので。そこを土台として、新しい選手も入りやすい状況になっていると思います。そんなに苦労している感じはないですが、もっと細かいところは全員で詰めていきたい」

フットサル日本代表は、22(火)、地元ブラジルと初戦を戦う。

レポート：北谷仁治、MARIKO

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