地域CL２日目 SWH、フウガコメント。フウガの「トビラ」とは？

２/23(土)、スカイホール豊田会場で行われた、第13回FUTSAL地域チャンピオンズリーグ２日目の試合後コメントです。

◆SWH・10.樋口選手(フウガすみだ戦後)

ホンマはできないんですけど。フウガ戦だけは出ないと、と思って。前の試合で武石と角谷がダメになったので。元からフウガ戦だけは出るつもりだったんですけれど…。どうしても…。悔しいですね。

―ナイスゲームでしたが。
いつもフウガとはナイスゲームですなんですけどね…。(言葉を詰まらせ、涙)

―一度、ベストメンバーでやりたいですね。
いつもね、できないんでね。

―一度、東京行った時はベストメンバーで戦えた？
そうですね。その時は勝ったんでね。でもいつもフウガ戦になると、ケガあり、退場あり…。でもそれだけ毎試合、みんな真剣に戦ってくれているということだと思います。

◆フウガすみだ・須賀監督

(途中からインタビュー取材に加わりました…)
…フウガに勝つチームではなく、全国で勝つチームをつくっていくべきだと思います。フウガも昔は関東で勝つことしか考えてなかったですけれど、全国に出たらボコボコにされたりして。やっぱりそういう経験から…。例えばウチがリスクをかけるから、それに応じていればいいや…じゃなくて、自分からアクションを起こしてリスクをかけていくようなチームが関東に増えないと。関西や東海はすごくそこはアグレッシブでいいチームが多いので。もう少し関東のチームが全国のチームを見ていかないと、もう少し関東リーグをアグレッシブなリーグにしていかないといけないと思っています。

―他のチームとの違いを見ていて感じたのが、ボールホルダーを追い越す動きが早いなと感じたのですが、そのあたりで練習などで言っていることはありますか？
僕の考えているフットサルというのは、ボールを持っている選手に対してサポートを高い位置に取らない限りは攻撃が始まらないと思っているので。ボールからずっと低い位置にいるチームがつくれるチャンスって、まだまだチャンスじゃないと思うんです。スペインのスーパーな選手ならそれで決めれると思うんですけど。ウチは正直、そういう選手が居ないので。
　リスクをかけ切ったところで決められるか、どうかにこだわっています。ピヴォに入っても、ピヴォを追い越していきますし。ボールを追い越して、高い位置を取って、もちろんその分、スペースが空いちゃうので、切り替えて、というところはすごく意識してトレーニングしています。

―シュートもどんどん打つイメージがありました。
僕からすればもっと打っていいのかな、というイメージですけど。単発で攻め終わることに対して、あんまりストレスは感じていないかもしれません。チームによっては、若い子が思い切ってシュートを打ったら「落ち着こうぜ」とか「回す時間でしょ」っていう…。確かに、そう思うときもあると思うんですけど、１回切り替えて、ディフェンス頑張って、またオフェンスになったら、次やればいいじゃん。そういうマインドがチームにあるので。シンプルに終わってもいっか、って。ま、たまに金川あたりが訳わかんないロングボールで、相手ボールになって「え？」っていう時もあるんですけど。まぁそこも「面白いよ」って感じで。いい方に考えて。
　全国の舞台なので。関東リーグならたまに「時間考えて」ってなりますが。全国の舞台ではここでうまくなっても仕方ないので、いかにプラスに捉えていくか、という感じですね。

―(ベンチでやっていた)「トビラ」って、何ですか？
僕らっていろいろ仕掛けがありまして…。基本的にグッドイメージは考えないんですよ。試合前にバッドイメージを起こして。ウチのチームは１失点がアベレージで、関東リーグも１点代だった。２点取られることが振り返ると関東予選の１回戦までなかった。ここ５試合くらい１点で抑えていて…。で、今回、SWHということで、(２点目を)取られる可能性があるということで、なんか合図決めようと。絶対に空気が悪くなるので、金川が「新しいトビラが開かれた」と言い出したんですよ。逆に相手が強いチームとやりたくてここに来ているんだし、失点したことが悪いんじゃなくて、強いチームとやってんだよ、自分たちがうまくなるチャンスでもあるということで、新しいトビラって、言って。で、それをやったら、みんなでやんなきゃいけないんです。一人だけすかしてたりとか、できないので。仕方なく太見とかも、こんなんなって(トビラのジェスチャーしながr)、やってます。(笑)
　そうするとやっぱり、起こったことは変えられないので。次に行けるし。もともと想定していたことなので。
　結構いいイメージだけ持ってやっていると思われるんですけど、ボクら、逆なんです。悪いイメージ持って、起こっちゃったら、その時に「準備してるよ」というマインドで行くので。

―試合後、終わってからSWH・上田監督と、結構長い時間、握手をして話をしていました。どんな言葉を交わしたのでしょう？
「もつ鍋また行こう」って。(笑)。それ、最後です。
ホントにボクがすごい好きな監督で、好きなチームで、やっててすごい楽しいんですよね。そう言う意味も含めて、言葉で伝えるのは陳腐ですけどあらためて尊敬していますし、結局決着もついていないので、また改めてちゃんとした場で決着がつけられるようによろしくお願いします。という話をして。で、「錦糸町のおいしいもつ鍋屋さんがあるので、またフットサル談義がしたい」…と。

レポート：北谷仁治