ジョイ６―３フュンフ/関西リーグ速報

ジョイは、先発が?大槻、?猪田、?大谷(弟)、?大谷(兄)、ゴレイロに?澤田と昨日と同じ布陣。
フュンフは、?綾見、?三浦、?山地、?鎌田、ゴレイロに?南。こちらは諸事情で急遽戦列を離れることになった?岩川に代わり、?エース山地が先発で登場。

のどかな朝の淡路島であったが、両チームの試合が始まるとムードが一変。
マークの確認、「寄せろ！」の声、プレー後の雄叫び。
声、声、声！で会場が一気に引き締まる。

フュンフは前日、マグに12?１の大差で敗れてショックも心配されたが、見事に気持ちを切り替えてきたことがプレーに垣間見える。

フュンフは負けられない大事な１戦を、大阪府選抜、京都府選抜の実績を持つ?長屋が鮮やかな活躍で引っ張る。

まずは８分、?南からのゴールスローをゴールエリアやや左で胸トラ、反転シュートを鮮やかに決めて、フュンフが貴重な先制点を奪う。
さらに?長屋は９分にも右サイドでボールを受けると鋭いドリブルでゴールに突進。出てきたゴレイロをアウトサイドで右にかわしてシュート。流れの中から難しいゴールを決め、２?０。序盤でフュンフが２点のリードを奪う。

しかし「１週間前あたりからチームがまとまりだした。今が一番チーム状態がいい」と?大谷(兄)が話すジョイは、前日の試合が最終試合、今日の試合が最初の試合という12チーム中、最も厳しいスケジュールながらも、「逆にみんなでまとまって頑張ろうとなった」と疲れを感じさせない、いつも通りの「走り勝つ」フットサルを展開。
２点差とされたジョイは12分、右サイドから?圷が放ったシュートをゴレイロ?南がはじくと、「先に入れられてもイケルという気持ちがある。あせりは無かった」と試合後に語った?大谷(弟)が決めて、１?２。

さらに19分にはルーズボールを拾った?大谷(兄)が自分で決めて、２?２。ジョイはこの日も大谷ブラザーズの活躍・得点で、試合を振り出しに戻して前半を折り返す。

後半立ち上がり、22分、ジョイは左サイドで受けた?猪田がゴレイロと１対１となると、インサイドで的確にゴールに流し込み、３?２。
ついにジョイが逆転に成功する。

しかし連敗を免れたいフュンフもしぶとい。
28分、中央?山地が粘って右前に送ったボールを?弁野が決めて、３?３。
アシストのキャプテン?山地は、?弁野のところに駆け寄ると、ゴールを決めた弁野の方がびっくりするほど大きな声で吠えた後、ガッチリ抱擁で祝福。
フュンフのこの試合にかける意気込みがビンビンと伝わってくる。

しかし今は地力はジョイが上か・・・。
31分、?馬場が左サイドから反転シュートを決めて、４?３。再びジョイが勝ち越す。

フュンフは残り３分半を切って、?山地がゴレイロに入り、パワープレー開始。
しかし28分、?大谷がボールを奪うと、「(兄が)ボールを奪いに時からゴールを見ていた」と語る?大谷に回して、?大谷(弟)がパワープレーの裏をつくゴール。前にディフェンダーがブロックに入ったが、その頭上を通しての見事なコントロールショットだった。５?３。ジョイのリードが広がる。

ジョイは39分にもパワープレーの裏をつき、右サイド、前線に出しての無いディフェンダーからボールを奪って、無人のゴールへ追加点。

６?３。ジョイがフュンフを破り、淡路島ラウンド２連勝を飾った。

ジョイは、?長束を仕事、?成田をケガで主力２人が欠けた状態。
さらには正ゴレイロの?澤田が体調不良のため、昨日今日と立ち上がりだけ?澤田がゴールマウスを守ると、残りの時間はフィールドプレイヤーの?藤岡がゴレイロに入るというスクランブル体制だった。

開幕節の「カスカヴェウ戦の時はバラバラだった」とキャプテンの?大谷(弟)。そこから「みんなの意識が変わった」と話すが、その上にメンバー不足、厳しいスケジュールといった『逆境』も、このイキのよい参入チームは『プラス』に作用させてしまったようだ。

ジョイ ６―３ フュンフ/関西リーグ速報

ジョイ６―３フュンフ/関西リーグ速報