歴史の始まり。「見せる」を意識したフエルテ×SWH/関西リーグ４節

７/14(土)、大正千島体育館で行われた関西フットサルリーグ第４節、フエルテ大阪×S。W。H戦は『エンターテイメント関西リーグ』と銘打ち、フエルテ大阪により、様々なイベントが催された。

　アップ中に音楽がかかる。これだけも気分が上がる。アップしている選手もなんだかカッコよく見える。簡単なことのハズなのに、「何で普段は音楽をかけないんだろ？」これまでを知る人には特に、"これまでとの違い"をよーく感じられるゲームとなった。素晴らしい試みだと思う。ぜひ続けて欲しいし、フエルテに続く、超えるチームがまたどんどん出てきて欲しい。

　選手入場は個人的には関東リーグとの"差"を感じてしまった。子どもと並んでの入場のため、勢い良く入場ができない点はあったが、仕掛け人の楢崎選手のブログにあった"一人一人の入場パフォーマンス"は無し。控えめに、どこか照れ臭そうに入場していく選手たちにはういういしさを感じると同時に『あぁ、関東はエンターテイメントという歴史でも先を行ってるのだ』と感じてしまった。関東のチーム・選手たちはとうに(照れ臭そうに入場する)段階を通り越し、パフォーマンスで会場を沸かせている。本来は関西(特に大阪)の方がそこは得意分野のハズ。「見られる」「観客を楽しませる」という意識・感覚は、まだ関西ではスタートしたばかりなのだと、改めて感じさせる選手入場となった。

　残念ながら、熱のこもる、非常に暑い体育館だったが…、スタンドにはフエルテ大阪の"のぼり"が並ぶなど、いつもと違う雰囲気もあった。なにわともあれ。「見せる」関西リーグへ。歴史の第一歩が踏み出された、記念すべき日、ゲームだったと思う。

　試合の方は、３位につけるS.W.Hがチーム状態の良さを見せた。15:20、得意のセットプレーから、元バサジィの11.武石高弘が先制のゴール。開幕戦で見たときはまったくと言っていいほど、良い連携が見られなかったが、かなりチームにもフィットしているようだ。02:52には第２PKから、８.西祐輔が決め、S.W.Hが２－０とリードを広げて、前半を折り返す。

　19:06 反撃に出たいフエルテが後半は先制。この試合、再三にわたりチャンスメイクをしていた深作のゴール。シュートの場面では決めきれないシーンが続いていたが、反撃の狼煙を上げるゴールを奪った。

　しかし17:45 S.W.Hは、10.樋口が右サイドから、豪快なシュートを叩き込み、３－１と再びリードを広げる。フエルテは11:18 この試合でも気持ちのこもったプレーを続けていた19．楢崎が中央からトゥキックで決めて２－３と詰め寄ったが、反撃はここまで。

　10:38 S.W.Hは、８.西が後方に"残した"ボールを、15.角谷哲也が決めて、４－２。01:55にはカウンターから、10.樋口が右に流したボールを最後は13.伊藤太が決めて、５－２。S.W.Hが３点差をつけ、フエルテ大阪を下した。