８/23(火) フットサル日本代表午前トレーニング写真＆レポート

８/23(火)、大洋薬品オーシャンアリーナで行われた、フットサル日本代表、午前のトレーニングレポートです。

練習開始予定時刻を10分ほど過ぎて、選手たちがピッチにパラパラと姿を現した。

逸見がボールを壁打ち。村上がチューブを使うなど、思い思いのトレーニングを始める。
その後、いつもどおり、小森コーチによる15分ほどの入念なウォーミングアップが行われた。

ミゲル監督が姿を現さない。聞けば持病の腰痛により、スペインで静養中のようだ。イタリア遠征は現地合流となりそうだ。

監督代行は在原コーチ。

ウォーミングアップ後、水(休憩)を入れてから、ボール回し(ボールを持っていない人にパス)。ゆっくりと、リラックスした中、ボールが回される。その間にビブスが配られて行く。

４分ほどで「ゲームをやろう」と在原コーチの声がかかった。
第２PK付近にゴールを反対向きにしてのアップゲーム。２タッチ。シュートはダイレクト。ボールカットはタッチ数にカウントしない。小森コーチが白いビブスを着用。小森コーチはゴースト。ゴーストに触られたチームは罰ゲーム。キーパーは誰でもOK。というルール。チーム分けは以下の通りだった。

青：小宮山、松宮、小曽戸、木暮、仁部屋、原田、藤原、逸見。
ビブなし：高橋、渡邊、北原、上澤、冨金原、村上、川原、滝田。

15分ほどして、水(休憩)を入れた後は、円になってトレーニングの説明。
「ここからは真剣に。イタリア遠征まであと３セッション。集中してやろう」と始まる。

今回の合宿のテーマは「代表のやり方の確認」がメイン。「前からプレス」「(押し込まれたら)ハーフに引いてディフェンス」の確認がテーマと告げられた。チーム分けは以下の通り。

青：上澤、逸見、渡邊
緑：滝田、村上、高橋
白：松宮、仁部屋、北原
ビブなし：小宮山、木暮、小曽戸、原田

最初はカウンターは無し。ディフェンスが取ったら、キーパーに戻してから攻撃スタート。その間にディフェンスになった３人は「前プレ」のポジションを取る。

「ピヴォに入れよう」「ボールを止めない」「動きながら」「後ろがしゃべって」と言った声が在原コーチから飛ぶ。

最初のフリーズは、逆アラの動きについて―。
サイドチェンジからパラにボールが入って、ディフェンスは２－１(前が２枚)の形。ここでパラに出した選手が前に抜けてきて、マーカーがおいかける(裏を取られた)状態になった。パラで受けた選手が大きくななめ後方、サイドチェンジにパスを入れたとき、中央の選手と逆アラの選手が一瞬、同じマーク(パスの受け手)を見る状態になってしまった(しかもディフェンス３枚がほぼ横一列に並ぶ、危ない状態)。在原コーチの指示は「裏を取られているなら、逆アラは絞って対応しよう」。

２つめのフリーズは前プレについて。
高い位置でプレスがかかったとき、反対サイドの選手も高い位置にポジションを取って「横パスを狙おう」という指示。

３つめはマークの受け渡しについて。
攻撃３枚を、守備の前の２枚(ファーストライン)が見る形。中央からサイドへパスが出た場面、守備側３人目の選手は「ジャンプ」(もう１回ボールへ寄せる)ことを指示したが、ボールを受けた選手がフリーになる時間が十分にあったところでフリーズ。在原コーチの指示は「中央の選手にサイドへのパスコースを切らせる」か、「逆アラの選手を降ろして、自分がサイドの選手のマークにつく」こと。そうすれば、１－２(前が１枚)の形になり、守備ラインは２列できる。マークもルーズにならない。

30分ほど続いて、水(休憩)が入る。その後は４対４に移行。チーム分けは以下の通り。

白：北原、村上、高橋、仁部屋
緑：滝田、木暮、原田、小曽戸、逸見
ビブなし：小宮山、上澤、松宮、渡邊

合間にセットプレーも入る。実戦形式の中に、効率的にトレーニングが組み込まれている。

20分ほどすると「ハーフから押し上げ」がテーマに切り替わった。

逸見ラファエルが出色の出来。２人の間をかいくぐったり、ループシュートを狙ったりと、目立った動きを見せる。代表の中で、確実に大きな存在になりつつあると感じる。

11時30分を前にして午前のトレーニング終了。小森コーチにより、入念なダウンが行われ、ピッチを後にした。