イタリアに挑む、フットサル日本代表メンバーインタビュー

本日、イタリアに向け出発したフットサル日本代表。

それに先立って、８/22(火)～24(木)、大洋薬品オーシャンアリーナにて、トレーニングキャンプが行われましたが、そのときのコーチ、選手コメントを紹介いたします。

●在原コーチ(３日間はミゲル不在のため、監督代行を務めた)インタビュー

タイムズ「今回の合宿のテーマは？」
在原コーチ「イタリア遠征に向けて、チェコ戦以来の活動、チームつくりとなります。久しぶりに見ると、各クラブでのそれぞれのやり方になってしまっているところが見受けられます。こうして定期的に集まって、われわれ代表のやり方を確認し、中で微調整をすることが大切なポイントになると思います。今回は非常にタイトなスケジュールで試合前に十分なトレーニングの時間も取れません。この３日間でしっかりトレーニングをしておく必要があると思います」

タイムズ「これまでの確認がテーマになるとのことですが、在原さんから見て、できているところ、できていないところ、それぞれ気づいた点を教えてください」
在原コーチ「やればやるほど改善されているのは明らかです。その中で、マークの受け渡しについては、能力云々ではなく、各チームのやり方になっている部分はあります。セットプレーに関しては３～４ヶ月、やり続けてきた成果が出ていると思います。グループとしてできていると思います」

タイムズ「来年(2012年)にはアジア選手権、ワールドカップが迫っています。今回のような合宿、遠征、代表の活動の機会は増えそうでしょうか？」
在原コーチ「リーグのシーズン中に関しては組みていません。その先については、まだ調整中です」

●高橋健介選手インタビュー

タイムズ「スペインから戻ったことで、国内での代表合宿にも参加できるようになったと思います。代表のメンバーとの連携は深まりますか？」
高橋選手「時間をかけるほど連携は深まると思います」

タイムズ「2012年のワールドカップが近づいています。代表の活動に物足りなさを感じませんか？」
高橋選手「代表の活動が多いに越したことはありませんが･･･、お互いの特徴はある程度わかっているので、あとはリーグの中で、各選手がどれだけ高い意識を持ってできるかだと思います」

タイムズ「イタリア遠征に向けて、意気込みをお願いします」
高橋選手「国内でのイタリア戦のときは(自分は)居ませんでした。(強行スケジュールで)条件的には難しくなりますが、喰らいついて、結果にこだわりたいと思います」

●小曽戸選手インタビュー

タイムズ「イタリア遠征に向けて、意気込みをお願いします」
小曽戸選手「実力は向こうの方が上だと思うので、どれだけ戦えるか確かめたいと思います」

タイムズ「2012年のワールドカップが近づいてます。思い出はありますか？」
小曽戸選手「前回のブラジルでのワールドカップが自分の人生を変えたと言ってもいい大会でした。もう一度出たいという想いがあります」

タイムズ「ワールドカップへの想いは４年間、ずっと心にありましたか？それとも来年に近づいてきて、急速に高まっている感じでしょうか？」
小曽戸選手「気持ちはずっとありましたが、近づいてきたことで、さらにその気持ちが高まっている感じです。自分としてもプレーの幅が広がったと思っているので、楽しみです」

●木暮賢一郎選手インタビュー

タイムズ「イタリア遠征に向けて、意気込みをお願いします」
木暮選手「日本代表として、レベルの高い試合を経験する、非常に大事な機会だと思います。チェコやスペインといった強豪チームと対戦してきましたが、Fリーグの真っ最中でもありますし、ワールドカップに向けて、こうした試合の数は限られてくると思います」

タイムズ「ワールドカップに向けて、手応えは感じていますか？」
木暮選手「まずは２回続けて出ることが大切になってくると思います。前回大会を経験した選手は３人しか居ません。大きくメンバーは入れ替わっています。本戦だけでなく、予選含め、常に集中して戦うことが求められると思います。なでしこジャパンではありませんが、いい結果を出すことが、いい環境に進んでいくことにも繋がると思います。名古屋オーシャンズでもアジアクラブ選手権が獲れたので、次は代表でアジアのトップを獲りたい。予選通過プラス、本戦でも結果を残したいですね。こうして合宿に来ている選手だけでなく、全ての選手にチャンスはあると思いますし、メディアも含め、みんなの力で、ワールドカップに向かっていくことが大事だと思います」

写真・レポート：北谷仁治