シュライカー大阪×カフリンガ東久留米戦のコメント＆写真

前半１－０。後半も４－０まで、大阪がリードを広げながらも、カフリンガの反撃にあい、３－４まで詰め寄られてしまった。
最後はエビーニョのゴールで突き放したものの、大阪は不安定な戦い。カフリンガは与えられた地域枠の中で、少なからず"意地"を見せた。

●カフリンガ東久留米・山本監督・試合の感想
まず、地域リーグからオーシャンアリーナカップに２チームを呼んでいただけたことがありがたく、関係者の方にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
ゲームに関しては、Fリーグと地域リーグの"差"があったのかなと思いますが、結果、５－３で負けてしまいましたが、３点取ったことは、今後、地域リーグを盛り上げるためにも、いい得点になったと思います。

●社会人が中心のチームということで、日程調整、メンバー調整など大変だったのでは？
山本監督「苦労しっぱなしでした。社会人でやれる環境をつくっているチーム。昨日も最終便、22時発の電車に飛び乗ってきました。手分けして、書類の作成などに当たりました。関東リーグとは規定が違うので、一から見直したりといった部分で苦労しました」

●来れなかったメンバーも居る？
山本監督「居ますが、登録の時期が早かったので、12名を決めて、そのメンバーだけで来ると決めていました。その中でけが人も出てしままして･･･。出れなかったメンバーが何人か居ます」

●前半、攻め込まれる時間帯が多かったと思いますが、ディフェンシブに行ったからでしょうか？もう一点。４－３になってからは行けると感じましたか？勝ちに行く、点をとりに行くプランはありましたか？
夏野キャプテン「前半は一方的でしたが、ウチは地域リーグでもポゼッションは高くないチームなので、ディフェンスからリズムつくるということで、試合に入りました。相手もフィジカル、テクニック、スピード、すべて地域リーグのチームとはもちろん違いますし、感じた面はもちろん多かったんですけど、ディフェンスからリズムつくるのは、地域リーグと一緒です」
「４－３になってからは、地域リーグ代表と言うことで、下を向かずに、前だけ向いて、何か自分たちに残ることを、残り時間で出して行こう。というのがチームの決断でした」

●行けるという手応えはあった？
夏野キャプテン「もちろんありました」

●そのとき、点を取るプランは？
夏野キャプテン「パス回しうまくないので、シンプルに前に預けていこうと。今日は菊池はフィジカル的にも負けてなかったと思うので、そこを起点にと考えていました。あとはシュートの本数ですね。どんどん積極的に打っていこうというのは、チームとして話をしていました」

●大阪に対する印象は？
夏野キャプテン「地域リーグとの差はものすごく感じました。スピード、テクニック、フィジカル、すべてにおいて上だなと、率直に感じました」

●ファンの方に向けて
夏野キャプテン「地域リーグとFリーグのチームが対戦できる機会増やしていただけたらと思います。僕たちも同じフットサルという競技を、地域リーグから盛り上げていけたらと思うので、これからも応援よろしくお願いします」

●シュライカー大阪・ドゥダ監督・試合の感想
最初はすごくうまくゲーム展開運ばれて、勝利目前という瞬間まで行ったんですが、シンプルな理由がキッカケで展開がわからなくなってしまった。

●前半、０－０の時点でタイムアウトを取られたときの指示は？
ドゥダ監督「プランニングしたことうまく行ってないから。相手どうやってくるか、Fリーグのチームじゃないから全然わからない。決めたことしっかりやっていなかったから。チャンスをいっぱいつくっても、外したゴール多かったから、メンタルの問題だと思った。キーパーが居ないときも何回も外したよ。最初の試合だから緊張もあるけど。タイムアウトとってコントロールしたかった。Fリーグのチームじゃなくても簡単じゃない。ただで点は入らない」

●４－３の時点でのタイムアウトの指示は？
ドゥダ監督「その前、４－０、４－１のときは、試合をコントロールしてた。４－３のときは、それまで試合でやってないこと、ボールスピードとか、もうちょっと相手のディフェンスを見てオプションするとか。アラとアラ離れているときに、すぐにパスをする選手が多かった。相手に奪われそうな場面が何度もあった。危ない。そのとき何で運ばない？何で勝負考えていない？シンプルなプレーだけやるなら誰でもできるから。もっと見せてください。自信もって、パスないときとか、キーパー無いときとか、勝負できないときはクリア。ただ横パス横パス横パスでミス多かった」

●チャンス多かったが、決められなかった要因は、選手としてはどう感じますか？
村上キャプテン「監督が言われたように、初の公式戦、トーナメントと言うことで、ある程度プレッシャーがかかって、メンタルコントロールできなかったというのがあったとは思います。前半の途中から、監督の方から指示が出て、縦パスをシンプルに入れて、どんどんライン押し上げていこうというところからは、チャンスをつくれていたので･･･。回しに関しては悪いという印象は無いです」

●カフリンガの向かってくる姿勢は感じましたか？
村上キャプテン「試合の前から、厳しい試合になると思っていましたし、点差も４－０から、４－１、４－２、４－３までやられて、ひとりひとり、体の大きい選手も居ますし、フィジカル的にも、Fでも通用する選手も何人か居たと思います。厳しい試合でもモノにできたのは、明日の神戸戦につながると思いますし、自信を持って戦いたいと思います」

●「シンプルなキッカケで展開がわからなくなった」とありましたが、シンプルなキッカケとは？
ドゥダ監督「メンタル的なものが欠けている。試合はほぼ自分たちのものだった。キーパーが遅れている状態でもポストだったり。前半相手のシュートは３本くらい。僕たちの試合。初めての試合。緊張もわかるけど、１回交代で出て、２回目入るときには･･･。４－３になってからは、ポゼッションしてから狙いましょう。横パスだけ。何で狙わない。フットサル選手ならもっと見せないと。ポスト無かったらつくって。もっと行こうよ。自分たちで試合を難しくした。カフリンガにプレスをかけられたわけでもなく。相手は引いて守ってた。カウンターを狙ってた。それもわかっていた」
※試合に満足いかなかった様子で、興奮気味に、早口で、ポルトガル語と日本語が織り交ざっての回答。

●０－０のタイムアウトでメンタルをコントロールの話をしたとのことでした。試合が始まってから、選手たちのメンタルをコントロールするのは難しいと思いますが、あの場面では、落ち着かせたのか、逆にはっぱをかけたのか、どう声をかけたのでしょう？
ドゥダ監督「まず最初に落ち着かせて、その後は動きを変えた」

シュライカー大阪・エビーニョ選手インタビュー
●今年はヴィニシウス選手が来て、勝負の年になりそう？
エビーニョ「ヴィニシウスだけでなく、(江口)学選手も入って、チームにプラスになる選手が２人も入った。自分たちもレベルアップしてチームに貢献したい」

●今日はヴィニシウス選手の出場時間が長く、引っ張られているように感じましたが、そのあたりはいかがですか？
エビーニョ「今日は彼も調子が良かったので、調子のいい選手が出るのは普通のことだと思います。この先、逆の立場になることもあるでしょうし、全然気にしていません」

●最後の得点シーン。４－３で、時間も少なく、キープをするという選択肢もあったと思いますが、シュートを選んだ理由は？
エビーニョ「ブラジルでは残り１秒で逆転したりというシーンがあったので、日本でもやり続けたい。キープは考えていなかった」

カフリンガ東久留米・肥沼選手インタビュー
●大阪に対しては、どう戦っていこうと？
肥沼選手「格上なんで、パス回しや球際の強さで勝負しようという考えは無く、引いてカウンターが第一。もうひとつは個々の技術はウチの選手も高いので、ドリブルで行けたら行こうと。後は気持ちの面で、誰がやらなきゃいけないかというと、夏野か僕だったので、指示も含めて、心がけました」

●得点もカウンターや、早い展開から入るものが多かったですね？
肥沼選手「ごちゃごちゃという点は、たまたまに見えて、ウチの得意な形。がちゃがちゃ感はキレイでなないですけど、泥臭くても点を取るのがウチのスタイルなので、キーパーとしてはやりがいがある。止めればチャンスはある」

●１点差まで追い上げた。満足度は？
肥沼選手「試合が終わって、誰も下を向いていない。僕自身もやりきった感はありますし、満足はしてますけど、ここで満足して終わったらただ地域と言われて終わりだと思いますし、上に行けないので、ここから修正してリーグに還元しないといけない。リーグ優勝はもちろん、全日本選手権でもっともっと爪あと残せるようにしたい」

●こうやって地域リーグのチームがオーシャンアリーナカップに出場できることについては？
肥沼選手「すごく日本のフットサル界にとって快挙だと思う。全日本選手権しかなかったので、ガチの戦いができるのは今後につながるし、チームにとってモチベーションになると思う。今後も続けて欲しいと思います」