ついに四国参戦のdisdard！初戦はJOGOとドロー/四国１節

互いにかけれるところは前からプレスをかけたこともあり、１試合目と比べて、ゲームスピードが上がった。

２試合目は、香川のJOGO FUTSAL CLUBと、新規参入のdisdardというカード。

JOGOは、野郷氏を中心に、常に四国リーグで優勝候補に挙げられるフットサルチーム。
対するdisdardは、全日本で「STANDARD XXXX」(XXXXには毎年、西暦が入った)でおなじみのチームが、チーム名も新たに四国リーグを目指し、３年前にフットサルに"本腰"を上げた。今季の四国リーグはdisdardが入ったことで、"真のフットサル四国王者"を決める、面白い一年となりそうだ。

　前に積極的なdisdard。15:36 10.西内のシュートこぼれ球を、22.中本が押し込んで、disdardが先制。前半はdisdardのリードで折り返す。
　
　後半も先手を取ったのは、disdard。15:06 素早いカウンターから、10.西内がいったん下げたボールを、22.中本が叩き込んで、２－０。
　
　JOGOは、14:39、カウンターから、７.野郷昌輝が右サイドを破り、逆サイドに送ったボールを、13.林がファーで詰めて、１－２。ホーム・香川での開催のためか、JOGOの反撃弾に場内が大いに沸く。
　
　さらに、09:30には、12.吉田が左から大きく右に展開したボールを14.山家が決めて、２－２の同点に追いつく。試合終了直前はJOGOが押し込む時間帯となったもののお互いに追加点を奪えず。試合は２－２のドローに終わった。

●disdard・計盛選手インタビュー

タイムズ「開幕戦はどうでしたか？」
計盛選手「良くないです。練習でやっていたボール回しの場面、フリーの動きが全然できてなかった。20～30％ぐらい。JOGOさんの方がいいフットサルをしていた」

タイムズ「disdardは、全日本常連の元STANDARDですよね？」
計盛選手「四国ではなんとか勝っているチームです」

タイムズ「これまでなぜ、四国リーグには入ってこなかった？入らなかった？」
計盛選手「本格的に四国リーグに行こうとなったのは去年から。県リーグは２年間。１年目はチャレンジ(参入戦)で負けて(四国リーグに)上がれず。２年目に上がれました」

タイムズ「どういうフットサルを目指す？」
計盛選手「ポゼッションを取って、崩せる。個人でも負けないように」

タイムズ「チーム名は変わったが、メンバーも変わった？」
計盛選手「STANDARDのメンバーは５人くらい。後はSALAというチームと去年、合併しました」

タイムズ「今日はかなり少ないようでしたが、何人で回してましたか？」
計盛選手「フィールドは６人です」

タイムズ「序盤からスピードが速い試合でした。終盤、体力的にきつかった？」
計盛選手「JOGOさんはボール回しがうまいので、ハーフで守ってリズムに乗られるのが嫌だったので、あえて行って、(ゲームを)つくらせないという狙いでした。ディフェンスを修正して、前に蹴らせてインターセプトを狙う･･･というのが終盤になって、うまくできました」

タイムズ「３年前に県リーグに参加したとのことだが、それまでフットサルのリーグ戦には参加してこなかった理由は？」
計盛選手「もともと選手権のみのチーム。普段の練習もやってなかった。disdardになってから、練習プラスリーグ戦プラス選手権となりました」

タイムズ「リーグに入るキッカケは？」
計盛選手「選手権で全国に出て、サッカーでは勝てない。練習しないと勝てないというのがキッカケです」

タイムズ「今も選手のみなさんはサッカーと兼任している？」
計盛選手「今も両立している選手が半分くらい居ます。それで今日も来れて居ない選手が居ます」

●JOGO FUTSAL CLUB・吉田輝人監督兼選手インタビュー

タイムズ「開幕戦はどうでしたか？」
選手「正直、けが人も居たので、引き分けでもいいと思っていた。実際試合を戦ってみては、勝てたかなと思います。内容的には、思ったことが前半できなかった。後半になって、相手がプレスかけれなくなってきてから、少しずつできた」

タイムズ「やりたかったフットサルというのは？具体的に」
選手「基本的に旋回ベースですけど、しっかり真ん中使って。そこから展開して、相手の裏を取るような。最後はファー詰めで取りたいと考えています」

タイムズ「吉田選手はいつからJOGOに？」
選手「去年からです。去年までは第１試合を戦っていたフェリスに居ました。今年からJOGOで選手兼監督をさせてもらっています」

タイムズ「JOGOでどういうフットサルをしたい？」
選手「四国リーグだとある程度攻めることができますが、他の地域、例えば和歌山でS.W.Hさんなどが集まる大会などに参加すると、どうしてもボールを持たれてしまうので、堅守速攻というか、ディフェンスベースで失点をせず、チャンスがあればカウンターで点が取れるようにしたいです。そこでいまはディフェンスを中心に練習しています」

タイムズ「四国に居ながらチームを強化する時に課題となることは？」
選手「やはり一番違うのは寄せの速さと運動量。練習量はわからないですけど、僕らの場合は寄せ切れなくて、追い込んでるのに回避されることが、今日も多かった」

タイムズ「普段のリーグでそういう状況が無いと、感覚を磨くのは難しいのでは？」
選手「そうですね。今日のdisdardさんはしっかりやってるチームだと思いますが･･･。JOGOとしては遠征を多くこなしています。フェリスとも集まって練習しているんですけど、混合チームでピヴォチャンに出場したり、リンバロさんが主催する大会に出たり。中国リーグのチームに呼んでいただいたり」

タイムズ「今季の手応えは？」
選手「けが人も居るので苦しいシーズンになると思います。一戦一戦必死に戦って行って、結果優勝できればいい」

タイムズ「なかなか四国のチームが全国で結果が出せないが･･･」
選手「地域CLを見に行ったりすると、やはり寄せの速さに驚いてしまってる。自分たちが普段やってることができず、しどろもどろになって負けてしまっている。僕らはディフェンスを徹底して、カウンターで点を取れるようにしたい。あとはセットプレーも練習しています」

タイムズ「プレス回避については練習でもやっている？」
選手「そうですね。あと、他地域との練習試合でも、ある程度回数をこなすと慣れてくるのもあって、手応えを感じる部分もある。ただシーズンに入ると、そうした練習試合もできなくなってしまうので、今年は(シーズン中も)積極的に遠征に行きたいです」