蹴り納め!!関西フットサル大会レポート３３位決定戦・決勝戦

蹴り納め!!関西フットサル大会 2009 【３位決定戦・決勝戦】

日時：2009年12月30日(水)
会場：あがりゃんせフットサルクラブ

●３位決定戦

　３位決定戦は、中国リーグ王者の広島F・DOと、関西リーグ王者の近鉄の戦い。３月には、地域チャンピオンズリーグで、再び対決があるかもしれない戦い。この試合も、広島F・DOが、攻撃力に評判のある近鉄を無失点に押さえ込んだ。逆に広島F・DOは３点を奪い、３－０の完勝だった。

●決勝戦

　今大会のダークホース的存在として、あれよ、あれよと勝ち上がってきたWaliki神戸。対するは北信越リーグ制覇がほぼ確実となっているVEEX KIMURA。
　Waliki監督は「助っ人の２人が大きかった」と、中尾監督がコメントしたとおり。「純粋にWaliki神戸のメンバーだと、予選突破がいいところ」だと言うが、この日は元神戸大学フットサル部の小仲、さらに現デウソン神戸アスピランチの森、「若くて、走れる」２人の参戦で、ファーストセットは「23歳以下で、ほぼ去年の兵庫選抜メンバー」という陣容。カテゴリーとしては、兵庫県リーグのチームだが、地域リーグのチームを相手にできる、メンバーは揃っていた。
　加えて準々決勝から、ハーバーランド、AFC神戸、兵庫県選抜と、兵庫を代表するチームを長年見てきた中尾氏が、ベンチワークに入っていたことが一つのポイントになった。(決勝トーナメント１回戦までは、神戸大学フットサル部の助っ人で選手出場)

　「パワープレーで、ゴレイロからのパスが緩かった」点に注目した中尾監督は、試合途中から「パスが出てからでも間に合うので、ゴレイロにもプレスをかけた」と言う。これが功を奏し、40.宮内のロングシュートで先制したWaliki神戸はVEEX KIMURAにペースを与えず。
　ファウルアピールで一瞬VEEXが止まってしまった隙をついて、小仲がロングシュートを決め、２－０。さらには、カウンターから、森がドリブルシュートを決めて、３－０。これでほぼ勝負は決まってしまった。

　VEEXもパワープレーから、中央への折り返しを、22.久保リカルドが決めて、１－３。１点を返したが、反撃はそこまでだった。

　久しぶりの監督業については「"残念ながら"、楽しかったですね」と、らしいコメント。今は選手として活躍する中尾氏から「これくらいの面子なら、また監督もしてみたい」とコメントが飛び出すほど、Waliki神戸にとっては満足感一杯の１日となった様子。
　現在は兵庫県リーグ４位で、関西リーグ参入戦の可能性を残す位置にいるWaliki神戸にとって、貴重なタイトルと自信になりそうだ。全日本選手権兵庫予選で関西リーグのチームと対戦して「関西と県ではこんなに差があるのかと、下から目線で気づけた」とは中尾監督。「関西リーグに居たとき、しがみついていただけの価値はある」と、再び関西リーグにも思いを馳せていた。

※蹴り納め!!関西フットサル大会 2009の模様は、フットサルナビの公式ブログ、フットサルナビのモバイルサイトでもレポート予定です。