フットサル タイムズ


お問い合わせ
フットサルタイムズトップへ - ニュース
2009/12/17 13:52:29

若手とベテラン「融合」への第一歩/日本代表候補練習レポ


若手とベテラン「融合」への第一歩/フットサル日本代表候補練習レポート

2009年12月14日〜12月16日 静岡・エコパアリーナ
写真・レポート:橋爪充 協力:今川保(フットデ静岡)

 ミゲル・ロドリゴ監督率いる日本代表候補が、今季5度目の静岡合宿を行った。「基本的にはこのメンバーを中心にしてアジア選手権に臨みます」(ロドリゴ監督)。本格的な実戦をにらんだ顔ぶれがそろった。
 川原永光(名古屋)、小宮山友祐(浦安)、北原亘(名古屋)、小曽戸允哉(大分)らブラジルW杯組よりも、藤原潤(大阪)ら7人選出の「U-24 」組が目立つ。若手とベテランの「融合」を意識した布陣となった。木暮賢一郎(名古屋)は協会依頼の仕事があり、前日チームを離れた。

合宿最終日の12月16日は午前のセッション。広いエコパアリーナの半面を使ってのトレーニングとなった。この日のスタンドにも、県内フットサル関係者が練習を見学する姿が見られた。


リラックスした表情でアップをこなす北原


畠山ブルノ タカシ(名古屋)と横江玲(右=町田)

アップが終わり、選手が作った円陣の中央でロドリゴ監督が話を始める。毎回この時間は、工夫を凝らしたゲーム性の高いメニューが用意されている。ルールを聞き漏らすまいと、取材側も必死だ。
この日のメニューも初めて目にするものだった。ルールはかなり複雑。1.ボールを手でピックアップすると攻撃サイドを変えることができる。2.ゴールは手で投げたボールからのヘディングシュートのみ。3.各チームに1人ずつ紫ビブスの選手を置く。この選手がボールカットした場合、相手は腕立て。
フットサルコートの中で10対10を行うだけでも、狭いエリアでの判断力が要求される。その上で、この細かいルールを理解し、瞬時にプレー選択しなくてはならない。


ボールをピックアップし、攻撃サイドを変える村上(中央)


罰ゲームの腕立てをする仁部屋和弘(大分)。激励する小曽戸

ゴレイロもFPと同じようにボール回しに参加。予期せぬプレーの連続に、選手たちからは歓声が絶えなかった。楽しみながら判断の速さを競うメニューを、選手たちも十分に理解している様子だった。


藤川朋樹(神戸)の特異なキャラクターはこの合宿でも存分に発揮されていた


ゴレイロの冨金原徹(湘南)もFPとして競り合いに加わった

 全体のテンションが上がったところで2つのゴールを使ったシュート練習。パラレラ、ワンツー、ピヴォが相手DFをブロックする形からなどバリエーションは様々。ロドリゴ監督からはさかんに「ワク! ワク!」という声が飛ぶ。シュートスピードよりも、コースへの意識重視。強力なシュート力を持つブルノも、インサイドで丁寧にゴールを狙う。


菅原和紀(北海道)のシュート。基本に忠実な、教科書のようなプレー


ワクを外して悔しがる小宮山。ゴレイロとの1対1ではトリッキーなシュートも

練習開始から1時間ほど経過したところで、4対4(+ゴレイロ)のゲームに入った。FPのグループ分けは以下のとおり。
・北原、横江、小宮山、渡辺、菅原
・ブルノ、星、村上、上澤、白方
・松宮、小曽戸、藤川、仁部屋、滝田
 ここでこの合宿のテーマであるプレス回避が実践される。基本となる戦術はロドリゴ監督言うところの「センカイ」だ。ゴレイロのキャッチから、相手のプレスをかいくぐって前線にボールをつなぐ道筋が明示される。最終ライン2枚が大きく左右に開く→どちらかにボールが出たときに、サイドから中央にアラが下りてくる→ボールを預ける→アラの作ったスペースに進出する→ピヴォに当てる。こうした動きを意識させることで、「相手の1列目2枚が必ず“割れる”」(ロドリゴ監督)。「センカイ」と言っても、いわゆるヘドンドとは異なるように見えた。日本人の特性を生かした戦術として採用されているようだ。


ボールホルダーの上澤貴憲(府中)へプレスをかける横江


2度の遠征で実績を作り、すっかり自信をつけた様子の渡辺知晃(花巻)

今回のトレーニングでは「まだまだ初級レベル」(ロドリゴ監督)のプレス回避に比して、ディフェンスが際立った。逆説的だが、これまでのトレーニングの成果がディフェンスの面でより顕著に表れたと言える。どの選手もアプローチが早く、的確。寄せるタイミング、距離は6月の初召集とは雲泥の差だった。
ロドリゴ監督がゲームを止めて指示する場面も明らかに減っており、代表の中にゲームの中での共通理解が生まれていることははっきり見て取れた。また、監督によるセットプレーへの介入も初期よりはかなり比重が低くなっている。グループとしてやるべきことが徐々に整理されているようだ。


中央突破する星翔太(浦安)。ゴール前での個の仕掛けが期待されている


最年少(21歳)の白方秀和。Fリーグでの勢いをそのまま合宿にも持ち込んだ

トレーニングは予定よりも30分ほど早く終了した。クールダウンしている選手たち1人1人に声をかけて回るロドリゴ監督。「選手たちがいい状態で来ているので、(年間の強化スケジュールよりも)少し前倒しで進めている」と話す。来年は早くも1月に合宿が予定されており、3月には海外遠征も控えている。5月のアジア選手権へ向けて、いよいよロドリゴ・ジャパンはアクセルを踏み込む


今年最後のトレーニング終了。選手と手を合わせるロドリゴ監督





SPORTS LIFE eight-fut エスペリオ京都フットサルクラブ
稲沢フットサルスタジアム
清立商工株式会社 調整さん バナー広告募集中 バナー広告募集中