北海道リーグ８節サフィルバ×コリスタ戦レポート

北海道フットサルリーグ第８節・第３試合 colista fut×C.R.B Safilva

日時：2009年９月13日(日)
会場：札幌市清田区体育館

　第３試合目には、５勝１敗１分の２位。D.C旭川を追うサフィルバが登場。開幕節、新規参入のジャバシーに足元をすくわれたものの、その後は引き分けを挟みながらも５連勝。首位のD.C旭川をピッタリと追走している。

　動きのあるフットサル。細かくポジション修正をしてパスをつなぐサフィルバのフットサルを見て、ようやく筆者の胸は高まった。

　ただ試合の方は前半だけで、サフィルバが７点を奪う一方的な展開。"締まった試合"とはいかなかった。

　６分、10.小松のシュートがポストにはね返ったところを、18.鈴木が押し込んで、サフィルバが先制。これが大量ゴールの口火となる。

　サフィルバは前からプレスをかける積極的な戦い。コリーダもD.C旭川も前プレをしないことに、少し気を落としていた。あるいはキープ力の高い道リーグでは、前プレが不要か、効果が無いのか･･･とも考えていたが、サフィルバの戦いぶりを見る限りではそうではない(効果がある)ことが実感できた。

　12分、サフィルバは20.亀井が相手からボールを奪ってドリブル。右につないで、10.小松が強烈なシュートを叩き込んで、２－０。13分には今度はその10.小松から、左サイドの15.横山に送って、横山が３点目。ファーに流したボール。やや前目のコースとなったが、横山がよく飛び込んだ。
　14分にはゴレイロ16.豊川からのゴールスローを右サイドで受けた10.小松が、ダイレクトヘッドで逆サイドに流して、４－０。コリスタはこの時間帯、立て続けの失点を食い止めることができなかった。
　16分、前プレがはまって、前線での横パスをカットした18.鈴木が持ち込んで、５－０。

　サフィルバの前プレで、コリスタは前へのボールがつながらない。18分にはクリアボールを拾った17.秋元が決めて、６－０。前半終了間際にも、こぼれ球を拾ったサフィルバ５.高坂が独走。最後は20.亀井が決めて、７－０。前半だけでサフィルバが大量リードを奪う。

　後半も得点を重ねていくのはサフィルバ。21分に10.小松、23分に17.秋元が決めて、９－０。こうなるとサフィルバの完封ゲームなるかと思われたが、34分、コリスタは左キックインライナー性の浮き球を３.丹野がボレーで決めて、一矢を報いた。

　37分、サフィルバはカウンターから３対１。左サイドも選手が駆け上がったが中央の10.小松が自ら決めて、10点目。キャプテン10.小松の４ゴールなどで10ゴールを叩き出したサフィルバが、コリスタに快勝。次節の天王山、D.C旭川戦に向け、勝点、得失点差ともに「２」差に迫った。

　「前の節ではいい試合ができなかった。２位なので、１位のD.C旭川さんにプレッシャーをかける意味でも、勝てばいいかと思っていたら、思ったより点も取れた」と振り返ったのは、絶え間ないコーチングでチームを支え続けたゴレイロの16.豊川大地。
　昨季から変わった点としては「新しく入ったメンバーがすんなりフィットした。経験のある選手が入ってくれた」こと、「若手がうまく融合できた」ことを挙げ、好調の要因とした。「去年はレベルが高くなく、引いてカウンターのみだったが、今年は前プレと、ゾーンで引いて守る２パターンを切り替えれている」と話す。
　今後の課題については「個性の強い選手が多いので、まとまれる時と、まとまれない時があるので、雰囲気を良くしたい」とコメント。次節はいよいよD.C旭川戦。この日だけの戦いぶりを見ると、サフィルバの方に"リーディングチーム"らしさを感じたが、果たして･･･。