残り３秒同点弾！A.F.CとNAPOはドロー/北海道リーグ10節

　９/７(日)に開催された、北海道フットサルリーグの第10節レポートです。
　
　第４試合目は、いまだ勝ち星無く、最下位に低迷するA.F.Cと、６位・NAPOの争い。

　立ち上がりから９.大西のドリブルシュート、５.永見の右サイド突破など、チャンスを掴むのはNAPO。A.F.Cは９分、右サイドに走った10.西池にボールが入って折り返しを中央４.高島がフリーで打つが、ゴールならず。

　11分、NAPOも右サイド６.伊藤が、フリーで待つ逆サイドの18.佐藤にきちんとつなぐが、ゴールならず。お互いゴールが遠い。

　均衡が破れたのは13分、NAPO７.山口の強シュート。一旦はA.F.Cゴレイロ12.三宅が防いだが、こぼれ球をもう一度山口が押し込んだ。

　NAPOは19分にも５.永見がキレイな足裏ターンから振り向いてシュートを放ったがポストに嫌われる。
　A.F.Cも残り３秒、３.遠藤がゴール前に送った絶妙のパスに４.高島がチョンとコースを狙ったシュートもポストに跳ね返る。
　１－０、前半はNAPOの１点リードで折り返す。

　前半はハーフまで引いて守っていたA.F.Cが、ある程度、前からプレスをかけていく。

　27分、NAPOはカウンターから５.永見がシュートまで持っていくが、A.F.Cゴレイロ12.三宅がセーブ。29分、NAPOは９.大西の遠目からの鋭い直接FKも、A.F.Cゴレイロ三宅がパンチング。
　
　押し込まれるA.F.Cは９分以上を残して５ファウルが溜まる、苦しい展開に。

　しかしA.F.Cは34分、右サイドタッチライン際から、10.西池がファーサイドのネットに刺さるシュートを決めて、１－１。ついにA.F.Cが同点弾を上げる。NAPOは再三のチャンスで追加点を上げておきたかったところ。ここからA.F.Cが押し込む展開になり、残り４分半、NAPOがタイムアウトを取る。

　タイムアウト明けは、A.F.Cのプレスがかかる中、うまくパスを散らしてボールをキープするNAPOが再び持ち直す。すると、36分、ロングボールを左サイドで16.橋本が受けると、最後は５.永見が決めて、２－１、再び勝ち越しとなる、貴重なゴールを奪う。

　しかしあきらめないA.F.Cに試合終了直前、同点ゴールが生まれた。12.三宅からのゴールスロー、右サイドで受けた９.大西が振り向きざまに放ったシュートは、ゴレイロの股を抜けたか？ゴールに収まり、２－２。時計は残り３秒を表していた。大西の値千金のシュートで、A.F.Cが引き分けに持ち込んだ。

　昨年はD.C旭川のメンバーとして、地域チャンピオンズリーグ優勝を飾った高島は「チームをまとめるヤツがいなかったので」と、今季はA.F.Cに復帰し、キャプテンとして、チームをまとめる。エスポラーダができた影響もあり、D.C旭川も含めて、「去年から人が大幅に変わった」こともあり「全員でやりたいことが統一できていない」状態だと話す。
　今日の試合に関しては「１点取られた後もズルズル行かず、最後まであきらめず戦えた」メンバーを称えた。

　「最後の詰めが甘いのは、ずっとNAPOの課題のまま」と話すのは、NAPO８.加藤キャプテン。去年、札幌市リーグから北海道リーグ昇格となったが、「まだサッカーっぽいところが残る」ところに課題克服の鍵があるのかもしれない。「個々の技術はある」とのコメントもあったが、数的有利の状態で、強引にドリブルを仕掛けるなど、判断に疑問が残るプレーも目立った。技術があり、チャンスもつくれるだけに、"より優位な状態"をつくって最後のシュートを打つことができれば、まだまだ得点力もアップしそうだ。

　A.F.Cは、旭川フットサルクラブの頭文字。NAPOはフランスの皇帝・ナポレオンと、マジシャンのナポレオンズ、両方から「ナポ」が取られたそうです。