10位・ボンマックが３位・コリスタ破る/北海道リーグ10節

　９/７(日)に開催された、北海道フットサルリーグの第10節レポートです。
　
　第３試合目は、北海道リーグ初参入ながら９節時点で３位をキープする、好調・colista☆futと、わずか１勝、10位に低迷するBommacの試合。
　しかし結果はこれまでの成績に反したモノになった。

　先制点はBommac。８分、５.蛯名がドリブルで切れ込み、倒されたが、後ろからカバーに来た20.柏木が無人のゴールに押し込んで１－０。
　いつもどおり(？)ハーフまで引いて守るcolista☆futは、11分、右サイドから、３.丹野が決めて、同点に追いつく。

　前半残り５分、Bommacはペナルティエリア内で振り向きシュートを狙った24.佐藤が倒され、PKに。しかし自ら、思い切り蹴った佐藤のシュートはバーに跳ね返り、勝ち越しゴールならず。colista☆futも18分、右サイドから13.工藤にゴレイロが寄ったところで、６.北条に流した、惜しい場面があったが、シュートは外れてしまう。

　前半は１－１、ほぼ互角の争いで折り返す。

　後半は点の奪い合いとなったが、積極的に攻撃を仕掛けるBommacが主導権を握った。守備が自慢のcolista☆futとしては、もう少しスコア的にも押さえたゲームでないと"自分たちの試合"とはならないのだろう。

　先手を奪ったのはcolista☆fut。後半開始早々、14.山中が決めて、２－１とし、この試合初めてリードを奪う。
　14.山中はこれで６試合連続のゴール！『山中が決めればcolista☆futは負けない』という不敗神話もあったが･･･。

　しかしBommacもすぐに、24.佐藤が返して、２－２。さらに24分には左サイドから20.柏木が２点目を決めて、３－２と再逆転。
　粘るcolista☆futは、26分、再三、積極的にミドルシュートを打っていた４.村井のシュートが決まって、３－３。試合は再び振り出しに戻る。ここまでは前半同様、互角の争いが続いた。

　Bommacは、28分、ゴールスローから、ゴール前24.佐藤が受けて、最後はこぼれ球を20.柏木が決めて、４－３。柏木のハットトリック達成と同時に、Bommacが三度(みたび)勝ち越しゴールを奪う。

　Bommacの積極的な攻撃姿勢の前にファウルが重なっていたcolista☆futは、９分を残して５ファウルが溜まってしまう。このあたりも持ち前の守備に影響を与えたか。ここからはお互いに"攻め急ぎ"が目立ち、拙攻が繰り返される。

　32分、Bommacは24.佐藤のキープから、最後は左サイド、５.蛯名が決めて、５－３。

　３分を切ると、お互いにゴールスローを前線に投げ入れる展開が目立つ。３９分、colista☆futは左サイドから９.石井のシュートはディフェンダーに当たって、バーに弾かれる。

　試合は５－３のまま、タイムアップ。Bommacがcolista☆futを下し、２勝目を上げた。

　「相手のペースに乗せられて、ズルズルと行ってしまった」とは、colista☆fut13.工藤キャプテン。旭川市のリーグから今年、北海道リーグに昇格。９節まで５連勝、３位という素晴らしい戦いぶりを見せていたが「ここまでは相手が自分たちのことを知らないので勝ててきたと思う」と謙虚な姿勢を見せ、「１回対戦しているので、２巡目は厳しくなると思う」と、後期に向けて、気を引き締める。そのための課題は「カウンター」そして、「相手に合わせず、自分たちのペースで戦うこと」を上げた。

　「交代も少なく、きつかった。前半にあった多くのチャンスの中で決めていれば･･･」と振り返ったのはBommac５.蛯名。道都大学サッカー部時代、天皇杯本戦出場経験を持つ。２年前、冬の札幌で「遊び感覚」で出たのがフットサルを始めるキッカケ。「レベルも高く、面白さを感じた」ことで、今季からはBommacに入団、早くも貴重な戦力となっている。

　Bommacは、合併したボンバーズ + サンクという２つのチーム名をもじったもの。colista☆futの"colista"は、スペイン語で「ビリケツ」「最下位」という意味。"決して驕（おご）ることなく、常に挑戦者で在り続けよう"という気持ちが込められており、間の☆は「旭川で一番星になり、輝こう」という意味が込められているそうです。