地域チャンピオンズリーグ Cグループ２日目

●DEAR BOYS×AFC 神戸
　フウガに対して、簡単に前に前にボールを送った「初戦の極端な戦い方から切り替え切れていなかった」と中尾監督が漏らした神戸が、立ち上がりからディアボーイズのゴールラッシュを浴びた。開始早々の１分に?柳舘のゴールで先制したディアボーイズは６分にも?柳舘、13分にオウンゴール、17分、18分に?藤村が連続ゴールで、前半だけで５?０。
　後半も24分にまたも?藤村が３連続ゴールとなる得点で６?０。試合を決定付けた。神戸も25分と31分に?森が決めて、２点を返し、息を吹き返すかと思えたが、32分、ディアボーイズ?崎山に決められ、２?７と再び５点差に。35分に?能村が決めたが、37分にはこの試合２得点の?森が２枚目のイエローで退場に。39分に?藤村が４得点目を奪った東北代表のディアボーイズが、関西第２代表のAFC神戸に８?３の完勝。
　「ケガもあったので、休もう」ということで、全日本からは１回の練習で挑んだディアボーイズ。神戸に対しては「全然やりやすかった。(全国レベルの)相手にも慣れて、戦えるようになってきた。パスを回してくるチームの方がやりにくい」と?崎山選手が話したとおり、全日本選手権での活躍も合わせて、着実に力をつけてきていることを見せてくれた。

●SPORBA21×FUGA MEGURO
　「久しぶりに、ありがとうございました?と思える試合でした」江口監督はフウガ戦をそう振り返った。
　先制したのはフウガ。９分、「コンディションはまだまだ。骨は完全に繋がっていなくて、出てはいけない状態。ただ関東リーグ開幕までは時間があるので、悪化しても回復できるだろうということで、医者に無理を言って出させてもらった」という?太見が２試合連続の先制ゴールをチームにもたらし、ベンチに一直線に突進するパフォーマンス。フウガは10分にも?渡邉が決めて、追加点。スポルバは19分にゴレイロ?長尾のクリアボールがゴールに治まり、本人も驚く得点で１点を返す。しかし直後にフウガは?神尾が決めて、スポルバの反撃ムードを一瞬で打ち消す。
　後半もフウガが得点を重ねた。23分に?星。スポルバも23分に?桑名が決めて、粘りを見せるかと思われたが、25分、フウガは22佐藤が決めてリードを広げると、26分に?関、31分と35分に?神尾が決めて、ハットトリック達成。８?３で、フウガがスポルバを退けた。

●FUGA MEGURO×DEAR BOYS
　ボールを支配するフウガがチャンスを掴むがディアボーイズゴレイロ?東元の好セーブもあり、ゴールが遠い。フウガのゴールは前半７分にフリーキックから?金川が決めたもの。
　後半もゴールが生まれないまま試合は進む。ケガ人などもあり、台所事情の苦しいディアボーイズだったが、最後はパワープレーでフウガを押し込み、決定的なチャンスも掴む。しかし惜しいシュートをことごとく外してしまい、ゴールはならず。苦しみながらも虎の子の１点を守りきったフウガが準決勝進出を決めた。

●AFC神戸×SPORBA21
　先制は神戸。仕事で東京に移るため、この大会、この試合がラストゲームとなる?小池が開始１分に決める。先制ゴールは上げるが、どこかその後の試合運びにリードしている優位性を感じない神戸。19分、スポルバ?加藤にゴールを許し、リードを守れず前半終了。
　なんとか１勝を持ち帰りたい神戸は後半も先手を奪う。35分、36分と立て続けに?水口が決める。試合は決まったかに見えたが･･･、ここから全国大会常連のスポルバが底力を発揮。38分、?百田のゴールで１点差に迫ると、39分には?加藤の２点目のゴールで、３?３。試合はこのまま、両者引き分けに終わった。

レポート・写真：北谷仁治