関西リーグ11節フュンフ×旭屋戦レポート

　旭屋は勝たなければ『降格』の可能性がある"大事な一戦"。前からプレスをかけて自ら勝利を掴みに行く。１分、?渡辺に当てて、?宗佐がシュート。追い込まれながらも(追い込まれてこそ･･･か？)プレーの思い切りが良い。
　前節２位のAFC神戸を11－２の大差で破ったフュンフも好調をキープできているのか、「新しいことをやり始めた」(木村代表)としながらも、前半18本、後半14本、旭屋を上回る32本のシュートを浴びせる。しかしこの日旭屋のゴールマウスを守った?永易が立ちふさがった。

　旭屋は８分、?稲田のこぼれ球を?柴峠が打つが、フュンフゴレイロ31徳永がセーブ。フュンフも前からプレスをかけ出すと、ボールは収まりどころが無くなって来る。９分、フュンフは?北村のロビングを右サイド?及川、中?三浦とつなぐが、決まらず。

　11分、旭屋は早めのタイムアウト。しかしその後、お互いハーフまで引いたディフェンスが中心になると、ボールは後ろでキープされるばかりで、前に入らなくなってくる。14分、フュンフは?北村がシュート。こぼれ球をバイシクルで押し込もうとするが、旭屋ゴレイロ?永易がブロック。

　16分にはカウンターの応酬となるがお互いゴールは遠い。フュンフ?鎌田のシュートも、旭屋?永易がパンチングで逃れる。

　旭屋は18分、左?稲田からのボール。中央スルーして?柴峠につながるが、ゴールはならず。20分、フュンフは?坂根がドリブルで持ち込んだが、こちらもゴールはならず。前半は０－０。スコアレスドローで折り返す。

　後半３分、先手を奪ったのはフュンフだった。右サイド?坂根が逆サイドに振ったボールを、ファーサイドで?北村が合わせて、１－０。均衡を破る。
　勝たなければいけない旭屋だが、攻勢に出るのはフュンフ。26分?三浦の反転シュート。28分にはカウンターから?山地、?三浦とつないでシュート。しかし旭屋は?永易が追加点を許さない。

　旭屋は31分、左?稲田、?渡辺とつないで、?渡辺がゴレイロもうまく交わしてシュートを放ったがサイドネット。旭屋応援団の歓声が溜息に変わる。33分、?稲田がヒールで落としたボールを?宗佐のシュートは右ポスト。旭屋はどうしても"１点"が入らない。

残り３分25秒。ファイブファウルが溜まって苦しくなる旭屋。タイムアウトを取って逆転に望みをつなぐ。しかし40分、?柴峠の正面からのシュートが決まらず。残り３秒、?永易のロングスローから?稲田がヘッド。中央?渡辺がボレーで押し込もうとしたが、フュンフ?北村がブロックで万事休す。

　旭屋は自力で残留を決めることができなかった。