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2008/02/18 14:54:00 Fリーグ第21節 大阪×名古屋戦詳細レポート
「開幕前に予定が出たとき、面白い試合になると思った。このままでは終りたくない」。
練習後、名古屋戦を前にこう語っていた瀬戸の言葉が現実となった。 前半、西野のゴールで大阪が先制すると、試合はシーソーゲームになる。 後半、リードを許した名古屋がパワープレーで仕掛けると、ボラの連続ゴールで名古屋が逆転する。しかし、３８分、大阪、瀬戸が同点となるゴールを決めると、最後は、フクロウが決勝点となるロングゴールを決め、５−４。大阪が劇的な勝利を飾った。 前半立ち上がり、名古屋は大阪の的確なディフェンスの前に、なかなかボールが上手く運べない。４分には、?北原が接触プレーから負傷しピッチを後にする。 ９分、早いキックインから?マルキーニョスを経由し、?ボラがゴールを狙うも大阪ゴレイロ?竹井に止められる。 ９分、大阪?神戸が中央からドリブルで上がると、ディフェンスに止められたボールを30番松宮が拾い、逆サイド?西野にパスが渡る。これを、?西野が右足で流し込みゴール。 大阪が、チャンピオン名古屋相手に先制する。 １４分には、?フクロウから?岸本にボールが渡ると、縦への長いパスからゴール前、21番岩岡に渡りシュート。ゴレイロ?定永に止められるも、大阪は、少ないチャンスから追加点を狙う。 １８分、大阪のマークが一瞬外れたところを、ゴール正面の位置から?ボラが決め１−１。しかし、直後の１９分、右サイド?瀬戸からのパスを、ゴール前?フクロウがふわっと浮かして、ゴール。２−１で前半を折り返す。 後半、大阪?岸本がドリブルで上がり、相手の股を抜くプレーで観客を惹きつける。 すると、２４分、今度は名古屋が?フクロウのファールからＦＫを得ると、ゴール右でパスを受けた?森岡が豪快に蹴り、ゴレイロの左脇をすり抜け２−２。会場が沸く。 ２５分、右サイドを?岸本がドリブル上がり?ボラを抜くと、逆サイドゴール前、21番岩岡にパスが通りシュート、ボールはゴール左に突き刺さり３−２と大阪がリードする。 逆転を許した名古屋は、再三シュートを放つもゴールを決めることができず、ここでパワープレーに出る。３１分、右サイド?マルキーニョスから、ゴール左に張っていた?ボラに絶好のパスが入ると、蹴り込みゴール３−３となる。 ３７分、名古屋?完山から右サイド?小山にパスが渡り、またもゴール前?ボラが決め３−４。名古屋が逆転する。 しかし、「大阪の気持ちを、名古屋は越えることができなかった」（マリオ監督）と、指揮官が感じたよう、大阪はここから劇的な展開をみせる。 逆転された直後の３８分。名古屋のゴール前、混戦したところを?瀬戸が押し込み４−４。同点にすると、残り５４秒、自陣右サイドから、?フクロウが蹴ったボールは、大きな弧を描きハーフウェイラインを超え、そのまま名古屋ゴールに吸い込まれるかのように入り、５−４。大阪が最後の最後で逆転し、王者名古屋に勝利した。 試合後の会見で、「今までの試合で、一番良かった。ディフェンスに関しては、練習していることができた」と、アドリアーノ監督は振り返った。また、「監督が言うディフェンスのかたちを、忠実に表現しようと思ってプレーした。失点はしたが、少しずつ良くなってきていると思う」（西野）「今までは、簡単な失点が原因で負けていたが、セットプレーからの失点が少なくなった。良いディフェンスができてこそ、攻撃につながると思っているので全日本で頑張りたい」（瀬戸）と、Ｆリーグ最終節で、やっとチームの状況が向上し始めてきた大阪。今期、Ｆリーグでの苦い経験をバネに、全日本では、より観客を魅了する試合を見せてくれることを期待したい。 レポート・福原 まりこ  フットサルタイムズのFリーグレポートへ
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